ジェネリック 全て同じじゃない?
先日はジェネリックについてご紹介いたしましたが今回は更に深堀をして
オーソライズド・ジェネリックについて話していきたいと思います。
まずオーソライズド・ジェネリックとはなんだ?と思う方居るかと思います。
オーソライズド・ジェネリック(AG)とは、先発医薬品を製造販売するメーカーから特許権の許諾を受けた後発医薬品メーカーが販売する後発品のことです。
ん?どういうこと?
と思うかもしれませんが近年ジェネリック化が進み先発メーカーの屋台骨であった製品が次々と他社のジェネリックへ切り替わっています。
AGの大きな特徴は、原料や添加物、製造方法が先発品と全く同じであることです。同一ラインで製造し出来上がった錠剤の刻印だけ先発と後発に分けて包装し発売に至ります。
画像の赤枠の様に先発品と同一なものなのに価格が違うという不思議な現象が起こっているのです。
こんなことがあって良いのでしょうか?
現状は…OKなのです。
また先発メーカー特許権の許諾を受けているため、先発品の特許が切れる前に発売が可能であり他社の発売前に有利にジェネリックへ以降できる優位性も持ち合わせています。
(この場合は1社先行発売なので薬価は5割ですね)
そしてなにより先発品と全く同じ製造方法である為、患者様も安心して服用できます。またドクターや薬剤師もジェネリックに切り替えた途端に副作用が出てしまう患者様を少なからず診てきていますので非常に信頼度が高いことも事実です。
ジェネリックに変更になった場合で添加物や製造方法が異なる他社製品を服用し副作用が起こることもあります。
先発品はしっかりと発売前に人やマウスで治験を行い発売し、その後も市販後直後調査、使用成績調査を行っているため副作用に関するデータはしっかりと持ち合わせています。
しかしジェネリックメーカーはそこまでは行っていないでしょう。
ですからAGは夢のようなジェネリックなのです。
でも残念ながらAGでも切替時に副作用が出るケースも稀に存在するようですので100%とは言い切れないようです。こういった事例は患者様の体調がたまたま優れなかったり、敏感に反応してプラシーボ効果がでている場合もあるのかもしれませんね。
世の中の全てのジェネリックにAGが存在するわけではなく、近年発売されてきている比較的処方量の多い薬剤が持っている場合が多いです。
皆さんも服用されているお薬の中にもしかしたらAGがあるものもあるかもしれません。
また今後6月と12月の年2回ジェネリックが発売される時期があるのですが、そのタイミングで発売されるかもしれません。
一度調べてみても良いでしょうし、もし定期的に行くかかりつけの薬局で聞いてみるのもいいかもしれません。
代表的なものとしてはこの様な薬にAGが存在しています。
私はまだ特に慢性的な疾患は無く薬を服用していません。花粉症の時期はもらいますが…そのときは間違いなくAGを希望しますし、置いていない薬局へは行きません!!!
別に信用してないわけではないですが、自分の体に入るものですし、気をつけています。他を否定するわけではありませんがプラシーボ効果で良く効くと思い込みたいのかもしれませんね!
ではまた。お大事にどうぞ〜