さくMAXメディカルブログ

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ジェネリックとは?

多くの方はジェネリック医薬品という言葉を耳にされたことがあるかと思います。

医師の処方によって使用することができる医療用医薬品ですが現在市場に流通しているものは大きく分けて『先発品』と『後発品』に分類されます。

その後発品=ジェネリックになります。

代表的なものとして『ロキソニン』という先発品がありますね。

対してジェネリックは『ロキソプロフェンナトリウム(メーカー名)』という後発品になります。

名称に例外もありますが基本的には先発品の成分名がそのままジェネリックの品名になるケースが多いようです。

今でこそジェネリックというワードが認知されてきましたがその昔は『ゾロ』と呼ばれることもありました。

語源は先発品の特許が切れた後からゾロゾロと複数のメーカーが発売をしてくるという意味だったようです。

医薬品メーカーは新薬に多額の資金を投入し、開発に取り組んでおります。治療に役立てられる先発品を開発します。発売後おおよそ10年間は開発メーカーの特許があるため独占的に販売が可能です。しかし特許が切れると各社一斉にジェネリックを開発・販売に向けて動き出します。

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ジェネリックは成分が同様で先発品と同等の効果があるといわれ、尚且つ先発品よりも安価で受け取ることが可能なため患者負担を軽減できます。

そして国民皆保険制度で個人は2~3割負担で済みますが残りの7~8割

は国の税金から支払われるため国にとっても支出を抑えられます。

近年国の財政は厳しくなる一方ですので国としてもどんどんジェネリックに切替を図っていきたいというのが現状ですね。

今の制度では年2回6月と12月が発売時期に制定されており薬価は先発品の5割になります。

さらに同時に10社以上同一成分のジェネリックを同時発売する場合は4割の薬価になります。

今まで使用していた薬が半額以下になるなんて驚きですよね!

皆さんも病院や薬局でお薬を受け取る際に

ジェネリック変更可能ですか?」と聞かれたことがあるかと思います。

国の財政を圧迫しないためにも皆で協力し医療費抑制に努めていきたいですね。

 

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これからも医薬品に関する情報、知識を共有できればと考えていますのでよろしくお願いします。