さくMAXメディカルブログ

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コロナウィルス検査キット

 

新型コロナウイルス検出キット

今回は新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)抗体検査試薬キットについて解説していきたいと思います。

話題のコロナウィルス検査キットですね。こちらは先日国内でも倉敷紡績株式会社から発売され、民間医療機関で検査可能になったものになります。

 

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しかしながら今現在は保険適応が通っておらず、仮に検査ができたとしても検査代は患者の全額自己負担となっております。


今回の検査キットは2種類ありIgMとIgGになります。
何が違うかというと
①    IgM
私たちが細菌やウイルスに感染したとき、最初に作られる抗体です。そしてIgMが作られた後に、本格的にIgGが作られます。このため、血中のIgMを調べる事で今どんな感染症にかかっているかがわかります。IgMは5つのY字構造が互いに結合していて、Y字構造一つで出来ているIgGより効果的に病原体に結合すると考えられています。

②    IgG
血液中に最も多く含まれる免疫グロブリンです。分子量は約16万ダルトン、健常成人では血漿中に約1,200mg/dL含まれ、種々の抗原(細菌、ウイルスなど)に対する抗体を含んでいます。

つまり
①    のIgMは現在からおおよそ2週間以内に感染しているかどうか
②    のIgMはおおよそ1、2ヶ月以内に感染しているかどうか

という内容のものになります。


正確性についても陽性判定率80%程度ですので比較的高い水準なのかなという印象です。

他にもレイバイオテック社から検査キットが発売されております。
https://www.funakoshi.co.jp/contents/68937

そして楽天からも同様に検査キットが4月22日から受付可能となりましたがこちらは1検体14,900円(税込み)で100検体からの申し込みとなっています。かなり割高ですし、今は色々と話題になりつつありますね。

 

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そして医療機関ではコロナ診療に対する診療報酬が追加されました。

リスクがあるのに3000円は安いのかな?

いずれにしても早期にワクチンや治療薬が市場に出回ることが何より大事ですよね。
また今できることとして三密を回避し、不要不急の外出は避けるの継続しかありませんね。

 

ステイホーム週間の始まりにお付き合い頂きありがとうございました!


ではまた。お大事にどうぞ~